2016年2月18日木曜日

C90応募しました

酒の勢いでC90に応募しました。
馬鹿ですね。
今も酒の勢いで書いています。

馬鹿なのでジャンルはジャンルコード301 艦これです。
史実枠です(強行
サクカはこんな感じ。
大和の装甲で最大のVH鋼鈑を話題の中心としながら、それを作った呉海軍工廠の設備とそのプロセスを今の視点から見なおしたらどうなるのかな?という内容になる予定です。
基本的には、以前pixivに上げた
「大和の装甲」/「鹿部」の小説 [pixiv] 
の増補改訂新版になるかと思います。
スタイルが守られるかは不明(不明

当時の国際的なプロセス観とそれから見た呉海軍工廠の設備、精錬の基本的な熱力学から見た当時の設備、下工程での0.4C-4Ni-2Cr鋼の熱処理とかについて触れられるといいなぁ、とか思ってます。
せっかくなので和書ではあんまり見られないパラ平衡とか局所分配平衡とかそんな感じの内容も触れられたらな、と思います。
単なるプロセス本(≒海軍製鋼技術物語の引き写し)にはならないように気をつけます。

もし通ったら、鉄はやったことないのでその節はよろしくお願いします。

2016年2月7日日曜日

日新製鋼合併について思うこと

新日鉄住金が日新製鋼を子会社化することの検討開始が合意されたらしいですね。
新日鉄住金 日新製鋼の子会社化 検討開始で合意
新日鉄は2011年に住金と合併し、今回日新製鋼を子会社化と何が何だかわからないですね。




2012年から2016年にかけた高炉メーカーの動き

この図から分かるようにここ4年で高炉メーカー5社が3社まで減っていきそうで、独占禁止法とはなんだったのか、という気分になっています。経産省の高炉メーカーについてのまとめを見ますと、2013年度の高炉メーカーの粗鋼生産量割合は新日鉄住金53%、JFE35%、神戸製鋼8%、日新製鋼4%となっており、新日鉄住金に日新製鋼が加わると新日鉄住金は57%を占めるようになり、電炉鋼も含めた日本で生産される鉄鋼の4割以上が新日鉄住金の高炉から作られる様になります。


さて、そんな各社ですが、新日鉄住金とJFEでは出自を異にしています。
まず、新日鉄住金に至るまでの変遷を以下の図に示します。
新日鉄住金に至るまでの主な変遷

新日鉄住金は見事な官営、官需向け企業ですね。当時の日鉄に比べれば現在の新日鉄住金はかわいいもので、

戦前銑鉄生産量と日本製鉄が占める割合(日本鉄鋼技術史中表より作製)

最盛期には国内で生産される銑鉄の97%を生産していました。一方で住友金属工業は図に示したように官需用鋼管を主力としており、艦艇用ボイラーの高温高圧化を実現するべく耐熱鋼管を開発しています。

JFEに至るまでの主な変遷

一方で、JFEの元となった日本鋼管は民需ベースな会社で、特に日本鋼管は当時需要が拡大していたガス管の製造を基本としていました。もう一つの川崎製鉄は、前身の川崎造船所の製鋼部門が別れた会社で、船舶用鋳鋼品を供給していました。ただ、製鋼実績を見ると、官需ベースの住友金属は10万トン程度なのに比べて川崎造船所は年間30万トンくらい作っているので、明らかに造船用鋼材だけでなく、かなり民間にも下ろしてたんで無いかなと思います。(たぶん

このように見てみると、新日鉄住金、JFEともに戦前に高炉を有していたメーカーとそうでないメーカーの合併になっており、また、ざっくりと官需ベースな会社同士の合併と民需ベースな会社の合併となっていてなかなか趣があって良いですね。

さて、そんな中で日新製鋼ですが、この会社は出自は完全に民間で日亜製鋼、日本鉄板の二社が合併してできた会社で、現在4社しかない日本の高炉メーカーの一角です。
で、わざわざ長い前振りとともに書いたのは、下の写真を出したかったためです。

日新製鋼呉製鉄所の所在地(大和ミュージアムにて撮影)

日新製鋼呉製鉄所は旧呉海軍工廠製鋼部正にその位置にあります。全体図あればよかったんですが、当時テンションがおかしくなっていてこの写真しかありませんでした。
官営工場と官需用鋼管メーカーが合併してできた新日鉄住金が呉海軍工廠製鋼部の跡地にある日新製鋼を子会社にする、と思うとなんだか楽しくなりますね(日新製鋼の大株主はそもそも新日鉄住金ということに目を背けながら